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Friday, August 25, 2023

通院負担の少ない腹膜透析:地域ニュース : 読売新聞 - 読売新聞オンライン

 腎臓は、血液から余分な水分や老廃物を取り除き、尿として排出する役割がある。糖尿病などで末期の腎不全の状態になると、腎臓の働きを代わりに担ってもらう処置が必要だ。血液透析が一般的で、親族などからの腎臓移植もあるが、自宅などでできる「腹膜透析」が、通院の負担が軽い選択肢として注目されている。

◇通院は月1、2回のみ

 血液透析は、血液を体外の装置に通してきれいにしてもらう方法で、クリニックなどに週3回程度通い、1回あたり4時間ほどの時間が必要だ。日本透析医学会によると、国内で約34万人の患者が受けている。

 腹膜透析では、胃腸や肝臓などを覆う腹膜の中に透析液を流し、腹膜に広がる毛細血管を通じて老廃物などを透析液に取り込む。透析液を腹部に入れるためのカテーテル(管)を事前に手術で取り付け、透析液の交換は自宅や職場で行える。

 1日数回、自分で透析液の交換を行う方法(CAPD)と、就寝中に機械で透析を行う方法(APD)があるが、どちらも通院は月1、2回で済むのが長所だ。

◇腹膜炎のリスク

 体への負担は軽い一方、腹膜炎などのリスクがあり、腹膜が傷んでくる8~10年後には血液透析への移行が必要になる。腹膜透析を受けているのは約1万人で透析患者全体の3%ほどにとどまり、海外と比較しても割合が低い。患者に選択肢として十分に示されていないのが一因とされる。

 奈良県立医科大学付属病院(橿原市)では、透析が必要な患者の20~25%が腹膜透析を選択。外来を担当する医師全員が腹膜透析に詳しく、透析を始める1年程度前から、腎臓移植を含めた選択肢について説明しているという。腎臓内科部長を務める鶴屋和彦教授は「腹膜透析は通院がつらい高齢者らにメリットが大きい」と話す。

 糖尿病のため、同病院で腹膜透析を今春始めた同県宇陀市の女性(63)は、通院負担などを考慮して透析方法を決めた。心配していた透析後のだるさもなく、「体がとても楽になった」と喜ぶ。自宅で透析の処置をしている間、読書や電話などで過ごし、仕事や家事もこれまで通りこなせているという。(中田智香子)

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